鈴井孝史ブログ

準認定ファンドレイザー,学びや気づきをシェアします

【募集】”学校をつくり直す”映画上映会or読書会を一緒に企画してくださる方いませんか?

このブログを読みに来てくださりありがとうございます。こんにちは、鈴井孝史です。今すごく気になっていて他人事ではいられないテーマがあります。それは「今の日本の義務教育はこのままでいいのだろうか、いやよくない、じゃぁどうすればいいんだろう。」ということです。これについて考え、考えるだけでなくアクションを起こせるような、映画上映会または読書会を一緒に企画してくださる方、いらっしゃったらご一報ください。ご連絡フォームはこちら> 内容について、興味おありの方は以下をお読みください。 

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日本の義務教育への疑問

きっかけは「どうして勉強しなきゃいけないの?」そんな素朴な疑問に向き合ったところから始まりました。それを機に本を読んだことをブログにも書きました。

【本のレビュー】ミライの授業|瀧本哲史 - 鈴井孝史ブログ

【本のレビュー】勉強するのは何のため?僕らの「答え」のつくり方|苫野一徳 - 鈴井孝史ブログ

「勉強するのは何のため?」だけでなく、「なぜ学校に行かなきゃいけないのか?」これに対してこの本ではこう答えています。

・〈自由の相互承認〉の感度をはぐくむため。お互いがお互いに、相手が自由な存在であることを、まずはいったん認め合うこと。 

・なぜ人間は戦争をやめることができないか?(中略)「人間がそもそも〈自由〉になりたいという欲望を持っているからだ。」

 

ではどうすればいいか?という問いとその手がかり

書籍『「学校」をつくり直す』(著:苫野一徳)

学校の問題の本質を示し、ではどうやってつくり直すかを豊富な実例をもとに提言しています。

「学校」をつくり直す (河出新書)

「学校」をつくり直す (河出新書)

 

「みんなで同じことを、同じペースで、同じようなやり方で」のまま続いてきた学校への絶望を、希望へと変える方法を提言する。

小1プロブレム、学級崩壊、いじめ、学力テスト重視……
「なんだかおかしい」。
けれども、学校のシステムはどうせ変わらない、とあきらめていないだろうか。

「みんな同じ時間割」「みんな同じ教材」「みんな同じテスト」は、「当たり前」ではない。
学校が変わるために、私たちに何ができるだろうか。

数多の“現場"に携わる、教育学者による渾身の提言!
学びをもっと遊び(探究)に。/「みんな一緒」をやめる。……

教師は、“共同探究者"。
そして、子どもたちに、“学校づくりのオーナーシップ"を。

 今、この本にめちゃくちゃ感化されています。

 

ドキュメンタリー映画Most Likely to Succeed』

上の本の中で繰り返し紹介されているドキュメンタリー映画

www.futureedu.tokyo

人工知能 (AI) やロボットが生活に浸透していく21世紀の子ども達にとって必要な教育とはどのようなものか?」というテーマについて、「学校は創造性を殺しているのか?」TEDトークで著名なケン・ロビンソン卿、(中略)などの有識者や多くの学校取材を2年間積み重ねられ制作されたドキュメンタリー作品です。

 まだ観ていませんがとても観てみたい作品です。

 

考えて、行動することを、誰かと一緒に起こしたい

学校をつくり直す作業は待ったなしで始めないといけないかもしれません。私自身に引きつけて言えば、4月から小学2年生の長女と、次女のためにも、旧来の学校であり続けてほしくはありません。

たぶん同じような問題意識を(顕在化しているか潜在的かは別としても)お持ちの保護者の方は大勢いらっしゃると思います。

学校の先生も、教育行政に携わる方も、構造的な限界の中で何かしなければとお考えの方も多いと思います。

そのような方々と、まずは事実を知り、改善の道筋があることを知り、具体的なアクションを起こしていけるような対話の場を持ちたいと思います。 

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映画上映会または読書会を一緒に企画してくださる方wanted!

ご興味お持ちいただけましたら、ご一報ください。お待ちしています!

映画上映会または読書会について、今のところのラフイメージは以下のとおりですが、一緒に考えてくださる方と話し合いたいので、あくまでラフです。より良くしたい。

  • 開催目的:子どもたちの成長を最大限引き出し、学校が本来の役割を果たせるよう、学校を変えるためには私たちは何をすればいいのか。それぞれの立場で何ができるかを話し合い、明日へのヒントを持ち帰れるような場とする。
  • 開催場所:品川区または近郊
  • 開催時期:19年6月~7月 週末土日の午前など
  • 参加人数:30名~50名
  • 参加してほしい層:主に小学生の保護者、学校の先生、教育行政関係者、小学生や中学生、地域に住む市民
  • 内容:映画上映or読書 and ディスカッション
  • 所要時間:2時間~3時間

一緒に企画してくださる方、ちょっと興味あるけどどうしよう、という方もまずはご連絡ください! 企画する側じゃなくて参加する側として興味あるという方もどうぞ。

\ご連絡フォームはこちら/

 ちなみに、この活動、完全に一個人として動きだしました。何かの所属などに関係なく進めていきます。たくさんの方と対話したいと思っています。よろしくお願いいたします!!!応援いただける方はこの記事をシェアなどしていただけるととっても嬉しいです!
 
追記:ご連絡フォームにgmailログインが必要だった設定を修正し、ログイン無しでも回答できるようにしました。

 

【本のレビュー】勉強するのは何のため?僕らの「答え」のつくり方|苫野一徳

前回『ミライの授業』という本を紹介しましたが、それに続けて同じテーマで読んだ本を紹介します。哲学・教育学が専門の苫野一徳(とまのいっとく)さんの著書です。 

勉強するのは何のため?―僕らの「答え」のつくり方

勉強するのは何のため?―僕らの「答え」のつくり方

 

  

読んだきっかけ

今年正月に実家に帰った時に、中学1年の姪っ子にまさにこの本のタイトルのように「ねぇ、なんで勉強するの? 今やってる勉強って意味あるの?」と聞かれたからです。

誰でも一度は考えたことがあるだろうこの疑問。でも考えても答えが出なくて、なんとなくおざなりにしたまま流されてきたこの疑問。それを姪っ子に真正面から問われて、きちんと答えたくて、二冊の本にたどり着きました。そのうちのひとつが今日紹介するこの本。前回のブログにはもう一冊紹介しているので、こちらもどうぞ。

taka23suz.hatenablog.com

印象深かったところ

この本が特徴的なのは、哲学からのアプローチにあります。哲学者は、

「正解」のない、でもなんらかの「答え」がほしい問題の数々をとにかくひたすら考え続けてきた人たち

です。だからタイトルのような疑問にも、だれもが納得する、シンプルで力強い「納得解」を提示してくれる、ということです。そしてそれは中学生くらいにも十分伝わるのです。ではその中身を見ていきましょう。

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勉強するのは何のため?

・唯一絶対の正解なんてない、自分にとっての正解、自分なりの勉強する意味を見つけよう

・〈自由〉になるため、自由とは、できるだけ納得して、さらにできるなら満足して、生きたいように生きられているという実感。そうなるための力を身につけるため

 なんで学校に行かなきゃいけないの?

勉強する意味はわかったとして、じゃあなんで学校に行かなきゃいけないの? 家で勉強してもいいんじゃない?という疑問に対しては、次。

・〈自由の相互承認〉の感度をはぐくむため。お互いがお互いに、相手が自由な存在であることを、まずはいったん認め合うこと。

・なぜ人間は戦争をやめることができないか?(中略)「人間がそもそも〈自由〉になりたいという欲望を持っているからだ。」

いじめはなくせるの?

〈自由の相互承認〉の感度をはぐくむのが学校だ、と言われても実際には、いじめもあるし、体罰の問題や同調圧力や人間関係のややこしさもある。ではどうするか。これに対して著者なりの解決策をいくつか提示しています。キーワードだけ挙げれば

  • 人間関係の流動性
  • 承認と信頼
  • 教師の多様性
  • 教師への信頼
  • 学び合い(協同的な学び)

 などが示されています。

学校空間を、もっと、すべての子どもたちが〈自由〉になるための力をはぐくみ、〈自由の相互承認〉の感度をはぐくんでいけるものへと、設計し直していく

そんな具体的な提案のエッセンスが、本の後半に紹介されています。

 

読後の感想

中学1年の姪っ子の疑問に答える、というきっかけで読み始めたものの、わが子(今、小学一年生と4歳)の学校生活や勉強への取り組み方について考え直す機会になりました。本質的には何のためなのか。そう考えると色々なものが取捨選択できるような気がします。先生も、親も、地域も、本質をとらえて、変わらないといけないのだろうなと考えさせられます。

著者の苫野一徳さん。従来型の学校教育に限界を感じる一方で、学校教育の新しい在り方を提示し、公教育のモデルとなるような学校「軽井沢風越学園(かるいざわかぜこしがくえん)」(設立設置認可申請中)にも携わっていらっしゃいます。この学校は要チェック。他の本も読んでみたいと思いました。

 

みらいの教育―学校現場をブラックからワクワクへ変える (ワクワク対話シリーズ)

みらいの教育―学校現場をブラックからワクワクへ変える (ワクワク対話シリーズ)

 

 

【本のレビュー】ミライの授業|瀧本哲史

1月ももう4週間も過ぎようとしていますが、今年初めてのブログで、久しぶりに本の紹介です。『ミライの授業』という本を読み、とてもおもしろかったのでシェアします。 

ミライの授業

ミライの授業

 

 

読んだきっかけ

正月に実家に帰った時、中学1年生の姪っ子に突然質問されました。『ねぇ、なんで子どもの時、勉強したの? 私が今やっている勉強って意味あるの?』

中学生くらいの時、誰でも一度は考えたことがあるだろう、定番の疑問です。定番であり、なかなか答えの出にくい問いかもしれません。私は私なりに真剣に考えて姪っ子の質問に答えましたが、みなさんならどう答えるでしょうか。

これまで幾度となく繰り返されているこの疑問へのヒントは、本になっているはずだ。そう考えて検索してヒットし、その姪っ子にも勧めた本のうちのひとつがこれ。

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印象深かったところ

未来を志向している

冒頭、こんな感じで始まります。

14歳のきみたちに、知っておいてほしいことがある。

きみたちは、未来に生きている。

そして大人たちは、過去を引きずって生きている。

きみたちは未来の住人であり、大人たちは過去の住人なのだ。(中略)

残念ながら大人たちは、自分が夢見た21世紀を、実現できなかったのだ。

この本は14歳前後の人たちに向けて書かれています。大人たちは過去の住人、と言い切って切り離すことで、とても軽やかに、未来を志向する学びのステージにいるような気分になります。(大人の私もそう感じるのです)

 

5つの「未来をつくる法則」

そして、愚者は経験に学び、賢者は歴史に学び、ということで、さまざまな「世界を変えた人たち」の生き方や考え方から「未来をつくる法則」を具体的に紹介しながら本は進んでいきます。

法則1:世界を変える旅は「違和感」からはじまる

法則2:冒険には「地図」が必要だ

法則3:一行の「ルール」が世界を変える

法則4:すべての冒険には「影の主役」がいる

法則5:ミライは「逆風」の向こうにある

例えば「違和感から始まる」の例として、フローレンス・ナイチンゲール。おそらく世界で最も有名な看護師です。しかし、たたひたすら看護に尽くしただけの女性ではありません。ナイチンゲールが戦場の病院で見た現実。

戦場の兵士たちは、戦闘によって亡くなるのではなく、劣悪な環境での感染症によって亡くなっていくのだ。それがナイチンゲールの結論でした。(中略)そこでナイチンゲールが使った武器が、看護師の道に進む以前、ずっと学んできた数学であり、統計学だったのです。

あるいは「一行のルールが世界を変える」例として、嘉納治五郎。柔道の創始者、日本スポーツを一変させた偉大な人として今も多くの人の尊敬を集めています。

嘉納治五郎の柔道は、それまで「見て学べ」「からだで覚えろ」ばかりだった柔術の稽古に、さまざまな改革をもたらします。(中略)彼は「ルール」をつくることで、マイナーな格闘技に過ぎなかった柔術を柔道に変え、世界に認めさせたのです。

 このように世界を変えた20人の人生からさまざまなことを学ぶことができます。

 

読後の感想

本当にこれはすべての中学生に読んでほしい。自分も中学生のときに読みたかった。瀧本哲史さんの他の本もそうですが、とても勇気づけられる、とてもワクワクする内容です。そして最後には、読者一人一人の背中を押すようなまとめになっています。読後感もとても爽やか。これからのミライをつくる人たちにぜひ読んでもらい、過去の住人の大人をすっ飛ばして、未来をつくっていってほしいと思いました。

 

以前読んだこの本ももう一度読みたくなりました。 

君に友だちはいらない

君に友だちはいらない

 

  

エニアグラムが面白い『人間は9タイプ 子どもとあなたの伸ばし方説明書』他

久しぶりのブログ更新です。最近エニアグラムの本を一気に読みました。感想など書き留めておきたいと思います。 

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自分の内面と語り合う、自分の本質を知る

エニアグラム「人間は、九つの本質の中の一つを与えられて、この世に生を受ける」という、にわかには信じがたい話です。

しかしタイプを判定する質問に答えていき、当てはまるタイプがどのような性格か、その概観を読むだけでも、たしかにそうかもしれない、と納得させられます。さらに、どんなことに「囚われ」る傾向があるか、調子のよいとき、調子の悪いとき、にどんな状態になるかを読み、自分の言動や気分のありようをふりかえると、その納得は確信に変わっていきます。

エニアグラムでいう「囚われ」とは、各タイプの深い内面にある「本質」から生じる、悪い傾向を強める原動力のことを言っていて、タイプ別に特徴が違います。こだわりや恐れ、慢心や拠り所と言うこともできます。

イラスト版 「9つの性格」入門

イラスト版 「9つの性格」入門

 

 エニアグラムの本質探しは、自分を知ることで、自分の良さをもっと生かし、悪い傾向をうまくコントロールすることです。悪い傾向に目をつぶるのではなく、それに向き合うことがバランスのとれた生き方のスタートになります。

 

子どもたちにも、響く声がけと反発される声がけがある

大人のタイプ分けだけではなく、子どもにも同じことが言えます。ビリギャルで有名になった坪田さんの著書では、主に勉強に向かう子どもたちにどんな声掛けをすると伸びるか、逆に反発するか、そうしたことを解説してくれています。

私や妻が子どもたちにどう接しているか(まだ6歳と3歳ですが)をふりかえると、褒める場面でも、叱る場面でも、けっこう的外れな接し方をしていたケースがあるなぁと反省しました。まだちいさいので子どもたちの性格タイプを判定したわけではありませんが、もしかしたらこのタイプかも、と仮置きして、声がけの仕方、接し方を慎重にしてみるだけでも、会話が円滑になっているように思います。

人間は9タイプ 子どもとあなたの伸ばし方説明書

人間は9タイプ 子どもとあなたの伸ばし方説明書

 

 

「 本当の自分」を知り、他者との人間関係を良好にするために

苦境に置かれたとき、ストレスにさらされたとき、自分の本質部分にある「囚われ」が原動力となり、悪い方向にエネルギーが使われてしまうのだと思います。それと反対の方向に動いたり、問題に対処する知恵やエネルギーを得て「積極的な自己改革」を行うのが、エニアグラムの最も重要な教えの一つです。

さらには自己改革だけでなく、組織の改革、人間関係の改善といった他者との関係改善の知恵も備えています。

9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 (PHP文庫)

9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 (PHP文庫)

 

 自分が落ち込んでしまいそうなとき、ストレスにさらされて衝動的になってしまいそうなとき、自分の内面と向き合うために時々読み返したい本に出会うことができました。エニアグラム、奥が深く、面白そうです。

チャリティー金額目標2倍を達成するまでの道のり

プロボノしているNPO親子はねやすめで先日、チャリティーTシャツの一週間限定のキャンペーンが終わり、当初目標金額の約2倍を集めることができました。応援いただいたみなさまには心より御礼申し上げます。改めてこのNPOへの期待の大きさや社会的使命を強く感じる日々でした。

 

ファンドレイザーとしての力を試される時間

同時に、私個人にとってはファンドレイザーの力を試される時間となりました。座学を重ねてきたものの実務はほとんど経験がなく、だからこそプロボノを始め、このような機会にめぐりあうことができて、とてもラッキーです。今日までにやってきたことをふりかえり、まとめておきます。

 

 チャリティーファッション・JAMMINさんとのコラボ決定

一番最初は7月下旬でした。NPOのinfo宛にJAMMIN代表の西田さんからご連絡をいただきました。ウェブサイトリニューアルの件でサービスグラントと取り組んでいることをどこかでご覧いただいたそうです。コラボ採否を事務局内で検討はしたものの、私の中では速攻快諾のつもりでした。オンラインでお打ち合わせをし、10月実施という予定もすぐに決まり、すぐに走り出しました。

JAMMIN(ジャミン)Social Wear Brand

京都発、チャリティー専門ファッションブランドJAMMINさんウェブサイトより

京都発、チャリティー専門ファッションブランドJAMMINさんウェブサイトより

 

ランディングページ(LP)としてペライチ活用

コラボが決まってすぐにやったことはランディングページ(LP)を作ること。以前からずっと使いたかったLP制作サービス「ペライチ」のNPO支援プログラムに申し込むことを即決しました。ペライチはその名のとおり、縦長一枚のウェブページ制作サービスで、SEOやデザイン性、豊富なテンプレ、使いやすい操作で評判でした。利用申し込みと同時に、LPを起点にしたウェブマーケの知識を学べる「ペラ小屋」での学習も始めました。

無料ホームページ制作・作成なら作り方かんたんなペライチ

これまでブログ記事などは書いたことがあったもののLP制作は初めてのこと。販促の基礎知識「新PASONAの法則」などを吸収しました。

ペラ子屋ONLINE|ペライチ×マーケティングが学べるWEB講座

それを基礎にして、ノートにペンで構成を書いては消し、書いては消し、素材画像を地道に探し、適切なコピーを考える、という日々を繰り返しました。この時期はちょっとしんどかった。たった一枚のウェブページ、自分がユーザーだったらさっさと読み飛ばすかもしれないページにこれだけの労力。ウェブ周りの仕事の人に敬意。

結果的にできたのがこちらのページ、がんばりました…。

チャリティー用に作ったランディングページのトップ画像

チャリティー用に作ったランディングページのトップ画像


charity.haneyasume.net

 

Google広告(Google Ad Grants)の活用

ペライチとGoogle広告が無料で使えるNPOプログラムのご案内

ペライチはそれ単独でもSEOに強いと言われていますが、より高い成果を求めてgoogle広告の導入を計画しました。ただ、広告出稿を申請していますが、今現在もまだ広告出稿はできていません。ここは引き続き勉強です。

 

学生インターンと共に、twitter運用

一週間限定という短期集中で盛り上がりをつくるのは私一人では難しいと考え、学生インターンを募集し、名乗り出ていただいた方とすぐにチームを組むことに。学生インターンにはtwitterの運用、Tシャツ同梱チラシの作成、ブログ記事1本執筆をお願いしました。彼女なりにtwitterでよりよく拡散する方法などを探求していただき、新設アカウント&フォロワーゼロという状態から20日間で12400件ほどのインプレッションを獲得するまでに! 本当に助けられました。

twitter.com

さらに彼女のボランティア経験から書いてもらったブログが大ヒット。それまで通常1記事1日30ビューくらいだったのがいきなり1日300ビュー、10倍もの反響でした。こちら必読です。

oyakohaneyasume.hatenablog.com

 

いよいよキャンペーン開始

JAMMINのDLOPさんによるデザイン

JAMMINのDLOPさんによるデザイン

いよいよデザインが出来上がり、深堀していただいたインタビュー記事も公開され(なんと、Yahoo!にもオルタナSにも!)キャンペーンは始まりました。ここから怒涛の一週間が始まりました。

jammin.co.jp

headlines.yahoo.co.jp

そしてチャリティー金額は目標の2倍!

 

一週間のキャンペーンですが、金曜朝には最初の目標を達成してネクストゴールを設定。それも土曜日の夜くらいに達成。最終的には2倍近くのご支援をいただいたことになりました。大変感謝しております。

このようなチャレンジの機会を与えていただいたことに感謝しています。プロボノをやってきて最初の一山を超えることができてホッとしています。ありがとうございます。

 

誕生日にプロボノを始めて半年。活動まとめ。

今年1月、図らずも39歳の誕生日に始まった私のプロボノ活動。半年が経って少しずつ活動が進んできたので簡単にまとめたいと思います。備忘録な意味で。

 

偶然にも終わりと始まりを象徴する誕生日に活動開始

taka23suz.hatenablog.com

この日に重なったのは本当に偶然だったんですよね~。これは何かに導かれている!と信じ、勇気をもって行動することができました。「二枚目の名刺」を実際に手にしたことは自分でも嬉しく、自覚もしやすく、周囲にも説明しやすく、いいことづくめでした。しかしこれは始まりに過ぎません。ブログに書くことで有言実行を自分に課しました。

 

デジタルファンドレイジングのセミナーを受講、しかも2回目の受講

taka23suz.hatenablog.com

NPOプロボノとしてジョインする私のミッションは、広報とファンドレイジングを強化すること。ということで、デジタルファンドレイジング。前回受講時は、いずれ何かの役に立つだろうくらいの気持ちで受講しましたが、今回はすぐに実務に生かすべく受講しましたので、臨む姿勢が違っていました。多くを吸収することができました。

 

プロボノと本業とのバランスでやりがちな失敗をしそうになって… 

taka23suz.hatenablog.com

積極性をもって取り組み始めるだけに、前のめりになって相手のペースを考えなくなってしまったり、本業をおろそかにしそうになってしまったり。実際にやってみて身をもって理解ができました。まさに、バランスが大事。ただ、今思うのは、本業とプロボノ、比重は一定である必要はなくて、あちらに傾いたりこちらに傾いたりしながら、トータルで双方ともに結果を出せばよいのだということです。一方の充実が、もう一方の充実に寄与することは当然あるだろうと思います。

 

色々と知識を吸収しました
taka23suz.hatenablog.com
taka23suz.hatenablog.com

ファンドレイジングの知識はある程度持っていたものの、実務面では経験が少なかったので、おさらいをして実務に備えることにしました。そして、Webディレクションというのも未経験だったので、網羅的な教科書を読んで学びました。関心をもっていたところなので楽しい時間でした。

 

自分はNPO事務局ボランティアとなり、逆にプロボノのチームから支援を受けることになりました

taka23suz.hatenablog.com

私自身は一人の事務局ボランティアとなりNPO親子はねやすめの一員となりました。一方、NPO親子はねやすめは、サービスグラントでの審査を通過し、プロボノワーカーの人たちに選ばれて、webサイトリニューアルの支援を受けることが決まりました。

キックオフミーティングでの充実感は、この数か月の努力が形になりつつある喜びでもあり、感慨深いものがありました。

そしてこのころから親子はねやすめのブログを書き始めました。(同時に自分のブログの更新が滞って反省…)

oyakohaneyasume.hatenablog.com

 

今はチャリティキャンペーンの絶賛準備中

oyakohaneyasume.hatenablog.com

ウェブリニューアルの準備をしつつ、ブログを書いたりFacebookを更新したりしていたら、チャリティのお話が舞い込んできて、コラボ企画の打ち合わせをして、今は秋の公開に向けて絶賛準備中。助成金の申請も書いています。ファンドレイザーとして座学で学んできたことをいっきに実行する日々を過ごしています。

 

踏みだすと動きだす 動きだすと進みだす

世の中によくある法則として、やはり、自分が踏みだすと、状況が動きだします。そして、状況が動きだすと目指していた方向に進みだします。一歩を踏み出すことの大切さを改めて感じました。

この気持ちのいい波に乗って、いけるところまでいってみようと思います。そのためにはバランス感覚が大切。視野を広く姿勢よく。これからのプロボノも楽しみです。

NPO親子はねやすめの総会に参加しました

NPO法人の総会というものに参加したことがありますか? どういうものか想像できますか? 私がプロボノとして関わっているNPOの総会に参加したので、そのことを紹介いたします。

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NPO法人「親子はねやすめ」の総会で、活動を詳しく知る

親子はねやすめは「明日のために、元気にやすむ」をキャッチコピーとする、重い病気や障害を持つ子どもやその家族を『休息』という側面から支援する、医療・福祉系NPOです。私はプロボノとして広報などのお手伝いをしています。

www.haneyasume.org

総会ではまず2017年度の会計報告と活動報告がされました。主なところだけ抜粋して。

 

レスパイトケア旅行の積み重ね

病気や障害を持つ子ども自身とその親なども参加する、宿泊を伴う「レスパイトケア旅行」は、初回から続く長野県筑北村で8月に実施したのに加え、10月にも仙台市秋保という場所でも行われました。

新企画、きょうだい児向けスキー体験

親は、重い病気や障害を持つ子どもにかかりっきりになりがちで、きょうだい児は寂しい思いをしたり、さまざまな経験が少ない、まして遠出をすることも難しいということがあります。

そこで新企画はスキー体験。スキーをしたことがなかった子どもたちが、旅行2日目には全員が自分一人で滑れるようになったそうです。

子どもの貧困などと共通することですが「機会さえあれば…」ということは本当に多いと実感します。

もうひとつ新企画、農業体験

栃木県佐野市での農業体験に取り組んでいます。これは私が会社で関わっていたイベントとも同じこと*1。農業を体験し親しむことはさまざまな可能性を含むと思うので、個人的にもぜひ続けていきたい活動です。

 

カナダでスタンディングオベーション

もうひとつとても勇気づけられる報告が。アドバイザリーボードのお一人であり、団体設立時から多大な支援をいただいている前田浩利医師が、カナダで医療関係者向けに講演を行った時のこと。親子はねやすめの活動紹介動画(英訳付き)を流したころ、百数十人の聴衆からスタンディングオベーションが湧き起こったとのことです!

小児医療が世界トップレベルの水準に達した日本のこうした取り組みが、海外にも驚きをもって迎えられる。その波がすでに起きているということがわかります。
前田医師については、ちょうどNHKハートネットTVでも番組になり、その放送がありました。6月27(水)午後1時05分から再放送がありますので、ぜひご覧ください。

www.nhk.or.jp


また「医療的ケア」についても、26(火)28(木)と続けて取り上げられていますので、要チェックです。

www.nhk.or.jp

 

感想「総会は大事だけど、もっと大事なものがある」

ま、当たり前かもしれないけど。

総会は重要な決定機関ではあるが瞬間的な通過点でしかない

NPOも会社も共通ですが、総会は通常一年に一度、様々な重要案件を決めることのできる決定機関ではあります。ですが実質的に大切なことは、日常的な活動の中で積み重ねるように決まってきています。

この先の親子はねやすめが、どれだけポジティブな社会変化を生めるのか、それは総会以降の日々で、私を含むメンバーが具体的に何をするかにかかっています。改めて襟を正す思いです。

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善意の支援のありがたさを実感

親子はねやすめは財政基盤が盤石とはいえません。大口の法人からのご寄付、大口の助成金、などに支えられています。仮にそちらの方針が変わってしまえば、とたんに経営がたちゆかなくなります。リスクヘッジも兼ねて、小口でも定期収入となるマンスリーサポーターを増やそうとするのが寄付収入型NPOの定番モデルです。

また現金での支援に限らず、場所の提供、物品の提供、労力の提供、知恵の提供、人脈の提供など、有形無形の支援を上手にいただくことが重要です。それが団体を差別化するポイントになってくるだろうと改めて感じました。

 

そんなわけで、総会を終えてまた新たな活動が始まっています。私もプロボノとしてがんばります。ふぅ今日もブログが長くなりました。お読みいただきありがとうございます。

*1:www.daichi-m.co.jp/csr/14812/