プロボノのチームはどのように立ち上がるのか
この一ヶ月ほど風邪をこじらせてブログを更新できていませんでしたが、元気になったのではりきって更新します!お題は、プロボノのチームの立ち上がり方について。
NPO親子はねやすめでプロボノを始めたことは以前の記事で書きました。(節目の日。偶然にも39歳の誕生日に終えることと始めること。 - 鈴井孝史ブログ)
そんな中、プロボノしたい人と受け入れたい地域やNPOのコーディネートを数多く手がけてきた「サービスグラント」(サービスグラント - スキルを生かしたボランティア「プロボノ」を始めよう)流のプロボノチームの立ち上がり方を知ることができたので、シェアしたいと思います。
期間限定、チーム制、具体的な成果物提供
特徴としてあげられるのは、
- 期間限定
プロボノする人が副業的に関わりやすいよう、週5時間ほどで1ヶ月から6ヶ月のコミットメントが標準的です。
- チーム制
役割を明確にし、案件ごとに必要最小限のメンバー構成でチームが設計されています。
- 具体的な成果物提供
NPOの「活動基盤を強化する」という観点から、瞬間的な支援ではなく、それなりに効き目のある成果を、ということで情報発信ツール制作、バックオフィスの改善、経営戦略の企画検討、などがメニュー化されています。
参照:プロジェクトの進め方 - サービスグラント - スキルを生かしたボランティア「プロボノ」を始めよう
例えばwebリニューアルのチームメンバーは?
- アカウントディレクター
まずどんなプロジェクトでも、アカウントディレクターというポジションが筆頭的に存在します。この立場の人は他のメンバーより一歩先に活動していて、プロジェクト審査段階から団体ヒアリングなどを行っています。そしてスコープを設定し(カタカナを使うとカッコよく聞こえるのはなぜ?)、必要な役割と人数を決め、募集が行われます。それを受け、我こそはと思うプロボノワーカーが手を挙げる流れになっています。その後もチームビルディングを担います。
- マーケッター
この役割は、比較的難しいことはなく、戦術検討のための市場調査、ステークホルダーヒアリング、などをする役割です。
- コピーライター
この役割は、狭義の「コピー」だけに限らず、読み手に訴求するチカラの文章を書く人、という意味あいのようです。webサイトの器をカッコよく作っても中身を伴わないと意味無いですからね。
- 他、プロマネ、デザイナー、情報アーキテクト、などがあります
参照:プロボノワーカー - サービスグラント - スキルを生かしたボランティア「プロボノ」を始めよう
マイルストーンを明確にしたスケジュール
何しろプロボノですのでコミュニケーション機会が限られます。それもあって節目が明確に切られ、スケジュールされています。サービスグラントから以下引用。
限られた時間で集中してインプットし、質の高いアウトプットをする、そんな活躍が求められます。
このようにプロボノのチームの立ち上がり方が設計されています。さすが!これまで3000人以上のプロボノワーカーが登録し、240件以上のプロジェクト(1DAYなど除く)を支援してきたサービスグラントならではの、考え尽くされた設計という感じがします。
私も上手に時間を捻出してがんばらなければ!
お読みいただきありがとうございました。