鈴井孝史ブログ

準認定ファンドレイザー,学びや気づきをシェアします

読み途中『Webディレクションの新標準ルール』

今回の記事もNPOのwebリニューアルプロボノについて。

Webディレクションの知識と経験を得たい

このプロボノ活動では、webサイトをリニューアルするということの最初から最後まで(とは言え実働チームの編成から納品までが約半年という短い期間になりそうですが)に寄り添うことになります。NPOの事務局の方、プロボノチームのリーダーの方、などが主な関係者となり、私もプロジェクトメンバーとなります。

ここでwebサイトリニューアルのプロマネ的な経験を積んでおきたいと思っています。今までは全く未経験ですが。そんなわけでこんな本を読んでいます。

 

『Webディレクションの新標準ルール』

 


Webマーケティングの豊富な情報が得られるメディア「ferret」で推薦されていました。Web制作の現場からプロジェクトの進行管理まで学べるWebディレクター向け書籍7選|ferret [フェレット]

 

近年Webサイトの重要性が増す一方で、その構築や運用に必要なスキルは多様化高度化しています。その状況下「ディレクターが担う役割と、役割を全うする手段が理解されていないのではないか」というのが執筆者陣の問題意識にあったそうです。

そして、企画・設計というプロジェクトの上流工程に重きを置き、プロジェクト進行中に曖昧になりがちな点にどう対応するか、などもたくさん解説されています。

 

印象的だったところ

考え方の紹介

  • ユーザー中心設計のようなスタイルでは、スタートからローンチまで一貫してミクロとマクロ両方の視点で全体を見渡せる人が必要
  • (何事もそうですが)誰のための、何のための、プロジェクトなのかを顕在化させ、明確にし、ブレないこと
  • ユーザーファーストの本質を考える、ユーザーの本質的な要求に応えること
  • ファシリテーション、つまりプロジェクトの進め方に着目し、問題が生じないように、また生じたとしてもすぐ対処できる点が大事

 

制作過程で必要なフローの例やツールの紹介

実際に手を動かすときに何をすればいいか、とか、これをするときはこのツールが良いなど、具体的なことも豊富に紹介されています。

例えばこんな↓ページも。サイトを設計する際に、どんな順番で何を考えるべきか、という解説です。

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実践に基づいていて具体的かつ詳細な情報と、それでいて汎用性のある、というか本質的な部分の解説と、幅広くわかりやすく書かれています。

今後、プロジェクトを進めるときにはずっと手元に置いておきたい一冊です。

 

今日こんなところで。ありがとうございました。