【本のレビュー】「学校」をつくり直す|苫野一徳
とても刺激的な一冊に出会いました。「学校」をつくり直す(著:苫野一徳、河出書房新社)です。
感想
例えばご自身のお子さんが小学生で、「目まぐるしく変化するこの時代で、学校ってこのままでいいのだろうか、まずいよね」など薄々感じている保護者の方は絶対読んだ方が良いです。同じように、「これではいけないので、変えなければ」とお考えの先生や教育関係者の方々にも是非お読みいただきたいです。
こちらの本、苫野一徳さんのこれまでの主張をまとめた集大成のようなものだそうですが、特徴的なところがあります。それは「そうはいっても…」と予想される批判にあらかじめ反論していることです。「こういうことを言うと必ずこんな意見がありますが、そうではないんです」という具合に。
なのでとても納得感が高く、そして、ますますじゃあやっぱり「学校をつくり直す」しかないね!となります。ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。
【予告】読書会または映画上映会を準備中です
ひとつ前のブログに書きました。これから少しずつ準備します。
これから読んでみたい本
この本がきっかけで学校教育に携わる方々の中では色々なチャレンジが進んでいることを知りました。これから読んでみたい本を少しだけ紹介します。
Amazon内容紹介より一部抜粋
成績が伸びないのは学校(会社)のせいでも、先生(上司)の教え方が悪いからでもありません。むしろ、学校や先生に頼るのはやめませんか?
日々、めまぐるしく変化する世の中で、「学校」だけがリアルな社会から乖離しています。
(中略)ですから、そんな学校や先生にいつまでも依存していてはいけないのです。では、学校や先生に頼らず学力を伸ばすには、どうすればいいのでしょう?
その方法は、ただ一つ。
あなたが、自分で問いを見つけて解決していく「自律型学習者」になることです。そうすれば、どんな学校に通っていても、どんな先生に習っていても成長できます。
まんがで知る未来への学び――これからの社会をつくる学習者たち
- 作者: 前田康裕
- 出版社/メーカー: さくら社
- 発売日: 2019/03/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
Amazon内容紹介より一部抜粋
いまこの国で行われつつある「教育改革」が目指すものとは何か?
受験と部活動に明け暮れる中学校と時代に取り残される地域社会。働き方も生き方も新たな局面を迎えたいま、学校と社会全体が向かうべき方向とは――。
教師(元小学校教頭)である著者が実感を込めて描くリアル・ストーリーです。
自分の中で興味深いテーマが広がってきています。楽しみです。