鈴井孝史ブログ

準認定ファンドレイザー,学びや気づきをシェアします

#100万人のキャンドルナイト をめぐる考察メモ

「でんきを消して、スローな夜を。」

100万人のキャンドルナイトのコピーです。私はこのムーブメントが大好きです。2003年に始まって今年2017年で15年。このムーブメントがどのように始まり、盛り上がりを見せ、そしてこの先どうなるのか、客観的に考えを深めてみたくて、少しずつ綴ってみたいと思います。

15年の月日、社会の状況は大きく変わっています。まずはそのことからふりかえります。

 

環境軸
1997年 プリウス誕生「21世紀に間に合いました」
1997年 COP3にて京都議定書採択
1999年 環境ファッションマガジン ソトコト刊行
2001年9月 辻信一「スローイズビューティフル」、カフェスロー営業開始、環境庁から環境省

2003年 100万人のキャンドルナイト スタート、環境省ライトダウンキャンペーン スタート、打ち水大作戦 スタート
2005年 クールビズウォームビズの流行
2005年 ホワイトバンド ほっとけない世界のまずしさ
2006年 不都合な真実 ヒット
2009年 鳩山内閣発足、オバマ大統領就任

ソーシャル軸
2004年 mixiサービス開始
2008年 twitter 日本語サービス開始
2008年 facebook 日本語サービス開始

その他

その他、フェス軸なんかも考える必要はあるかもしれません。
2005年 apbank fesスタート

 

ひとまずここまで。

100万人のキャンドルナイトが始まった2003年ころは、ファッション性のある「環境」という言葉や、エコ、スロー、という言葉が広く受け入れられ始めた時代でした。

そしてまたソーシャルネットワークの初期にも重なり、個と個がダイレクトにつながり、つながりが可視化される、という世界に新鮮さや驚きを感じられた時代でした。

 

 100万人のキャンドルナイト、呼びかけ人はいずれも第一線のオピニオンリーダーです。当然、時代を捉え、一歩先をゆく概念をつくり、言葉をつくり、人々を魅了していきました。2003年、増上寺で行われたライブで、東京タワーが消灯した様子は、記事広告などではなく、新聞一面を飾ったのでした。そういえばスカイツリーだって当時は存在しないのですね。

 

・・・初期の盛り上がりを経てその後どうなったか、そしてこれからどうなると良いのか、もう少し考えてみたいと思います。続きはまた今度。ここまで読んだくださりありがとうございます。

 

参考

http://www.candle-night.org/jp/

http://greenz.jp/2013/08/17/candlenight_maekita/

https://www.sotokoto.net/jp/backnumber/