鈴井孝史ブログ

準認定ファンドレイザー,学びや気づきをシェアします

新人webライター・編集者におすすめの生きる教材3選(おまけあり)

つい先日、かわいい後輩から質問されたことがあり、良い機会なので簡単にまとめてみます。お題は、新たにwebメディアに関わることになったけど、初心者なので良い教材を教えてほしい、というものです。この問いに対して、私からは今まさに生き生きと動いているメディアをフォローするのが一番の学びになるだろう、と思い、3つおすすめさせてもらいました。ご紹介します。

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greenz「あなたの作文が未来をつくる」

greenzは、一つ一つの記事が社会をポジティブに変える力を持ち、ライターや被取材者を巻き込んで、うねりを生み続けるメディアです。

ウェブマガジンgreenz.jpは「一人ひとりが『ほしい未来』をつくる、持続可能な社会」をめざす非営利のメディアです。

そのgreenzが、greenz流の取材術や文章術を余すことなく教えてくれるスクールを運営しています。「あなたの作文が未来をつくる」シリーズは、それと連動する読み物集。テクニックだけでなく、社会や自分自身が変わっていく可能性など、マインドセットを学びとることができます。(それにgreenzの記事は読んでいて心地いい)

greenz.jp

あなたの作文が未来をつくる | greenz.jp

 

LIG「【Webライター・編集者】最初の一歩」

株式会社LIGは上野にあるweb制作会社ですが、独自コンテンツ盛りだくさんのLIGブログがユニークで有名ですね。

LIGブログというコミュニティには、webメディアに関わるプロが大勢集まっていて、そのプロたちのノウハウが惜しげもなく披露されています。制作側の当事者たちのリアルな情報がためになります。へたなセミナーより全然役立つ。

liginc.co.jp

 

ferret「コンテンツマーケティング

Webマーケティングのノウハウを幅広く伝えるメディアferretには、基礎的な用語解説から、トレンドの紹介、そして実用的なノウハウまで、すぐに役立つ情報が網羅的に集まっています。基礎固めのためにも、ちょいちょいチェックしておきたいメディアです。

ferret-plus.com

 

組織メディアだけでなく個人メディアをフォローして学ぶ

「編集部」が存在して、運営主体の目的に沿って作られているメディアだけでなく、個人の情報発信もフォローしてためになるものが多くあります。私が大きな影響を受けたお二人の発信者をご紹介します。

 

境治(さかい おさむ)さん

ちょうど私にも子どもができた時期に『赤ちゃんにきびしい国で、赤ちゃんが増えるはずがない』というブログがバズっていて、私もその後に本(三輪舎・刊)を購入し、そして境さんが、社会を動かすバズる発信の仕方、みたいな小さなセミナーをなさったときにそれを聞きに行きました。

「#保育園落ちたの私だ」空気に対する革命の、空気とは何だ? | sakaiosamu.com

その後も「保育園落ちた日本死ね」のムーブメントを追いかけたりされていますが、本業はメディアコンサルタントということで、映画「シン・ゴジラ」やドラマ「逃げ恥」の社会現象、そしてテレビの規制改革など、ヤフトピ入りするような話題を生み出し続けているのをフォローしているだけでも学ぶものは多いです。

 

渥美志保さん

こちらは、私が所属する会社のCSR部署でメディア運営にかかわっていた時、ライティングのパートナーとしてご一緒させていただいた、がっつりプロのライターさんです。

渥美志保の記事一覧 - 個人 - Yahoo!ニュース

アツミシホ (@atmsh_official) | Twitter

会社のオウンドメディアの記事を企画し、構成を考え、取材をセットし、ディレクションして、ついでに写真も撮って、そしてありがたいことに、取材をまじなプロの渥美さんにお願いして、その原稿を最初に読ませていただく、そして意見交換をさせていただく。そうやってプロを相手に場数を踏ませていただいて、貴重な経験をさせていただきました。

 

まとめ

そんなわけで、メディアを作る側に回る時には、まず自分が好きなメディアをよくよく観察するところから始まるように思います。なぜ自分がそれを好きなのか、心地よいのか、影響力を持っているのかを自分なりに考えるところから、学びが深まっていくように思います。