鈴井孝史ブログ

準認定ファンドレイザー,学びや気づきをシェアします

4月直前!電力自由化、かってに比較解説

ここ最近、電力自由化の話題ががぜん増えてきました。

素人なりに色々な情報をウォッチしてきた者として、電気利用者として今、どんな選択をしたらよいか、少し解説を試みます。よくわからないという方に、少しでも参考になればと思います。
 

はじめに

以前私は、仕事として、電力自由化の基本的な解説記事を1月上旬に出しました。そもそもの概論はこちらをご覧ください。
今回は各社の具体的プランもほぼ出揃い、比較サイトなども充実した今、すぐに役立つようにごく簡単な比較と解説をしてみます。
 

まず結論

超私的な結論としては、
・Looopでんき(https://looop.co.jp
東京電力のまま様子見
のどちらかです。
 
これは超私的な基準で選んでいます。
・その会社が自社で電源を確保していること
・価格は最優先ではないが今より高くならないこと
・2,3年先を見据える
・今の節電生活を維持する
 

Looopでんきが良い理由

電源に占める再生可能エネルギー比率が26%。そもそも電源構成を公表していない会社もある中でこちらは高い方です。3.11後に立ち上がったベンチャーという点でも贔屓目になります。
5/31までに申し込めば基本料無料。そのおかげで比較的安価です。
なお東京電力の料金には燃料調整費があり、これは今、原油価格が安いため、毎月マイナス数百円と家計には恩恵があります。化石燃料に頼るかぎり、今後は高くなるかもしれません。
 
Looopでんきが少し心配なのは、電源が太陽光発電ばかりなので卸売市場からの買取が増えるなどして、末端価格にも影響が出ないか…です。他の電源開発も急ぐということなので今後に期待です。
 

東京電力のまま様子見の理由

とはいえ、電力自由化の全体として不安要素はまだあります。2020年予定の発送電分離がまだされていない段階では新規参入小売業者には厳しい環境です。
またスマートメーターの導入とIoTの普及により、簡単便利な節電や需給調整などはさらに進むでしょうから、電力システム改革はまだこの先も変化します。
慎重に考えれば、もっと大きな変化を待って今はじっとしていても何も問題はありません。
 
というわけで、超私的な判断ではこの2つの選択肢に絞られております。
 

候補から漏れた会社とその理由

・生活クラブエナジー

再生可能エネルギー比率は高く、申込みが抽選?になるくらい支持を集めているのですが、いかんせんわが家は生活クラブの組合員ではありません……。

 

ソフトバンク

 
FITでんきプランというのは再生可能エネルギー比率が50%超で、今公表されている中で最も高く、自社で電源を確保しているのも安定性を感じられて魅力的です。ただ通信料とのセット割が前提だったり、問題の“○年縛り”を残していたりして、わが家はその恩恵を受けず、割高になります。
 

・みんな電力

顔の見える発電所というコピーにはひかれるものがありますが、実際にサイトで紹介されているのは3つの発電所だけです。電源の比率も一旦公表されましたが今は準備中とのこと。ユニークな立ち位置で頑張ってほしいのですが、あと一歩!というところです。
 
以上、私が知るかぎりで、超私的な視点で、ごく簡単に解説してみました。みなさんの賢明な選択に多少なりとも参考になればと思います。
なお比較サイトは大変役立ちます。価格だけ、今だけ、という視点に立たずに、落ち着いて比較検討してみてください。
 
お役立てください。それではまた!